介護の基本知識

16.記録の必要性

記録の必要性

介護記録の作成と保管は、介護保険において義務づけられている。

記録が事業を運営するうえで欠かせないのは当然だが、多種多様な書類を揃えることが「介護以外の仕事」という認識により、介護職の大きなストレスになっているという現実があるようだ。

しかし、介護の記録を「介護以外の仕事」と思ってはいけない。

記録は、まさに介護の仕事そのものであると言える。

利用者の生活場面ごとに、記録のための観察のポイントを押さえることで、書くことが苦手な方、介護の仕事についてまだ日が浅い方でも、介護の記録が日々の事柄や状況を伝えるだけでなく、利用者の気持ちが『伝わる介護記録』として残すことができる。

記録がない = やっていない