とある介護士1年目の声01

今日、利用者の1人が意識がはっきりしなくなり、病院に搬送され、入院になりました。

意識がなくなる前に私がその方と関わっていて、いつもと変わりないと思っていたのに、その後すぐに意識が……。

ちゃんと細かいところに目が行っていたら、早く気づけたのかなと。

介護職に向いてないのかなって……。

僕たちの仕事は、いつそうなってもおかしくない環境の中でケアを行っているから、誰がいても起きるときには起きてしまう。

だから、毎日を大切にして関わるんだ。だから、笑顔が大事なんだ。

目の前の方の最後に見る顔が笑顔であってほしいからね。

俺も、何度も自分が気がつかなかったんじゃないか、もっと早く気が付けたんじゃないかと思うことはたくさんあった。

でもね。

「あなたを選んだんだよ」

最初は何を言っているのかわからなかったけど。

その方の最後に一緒にいれたことは、いれなかった時よりもっと辛い時間。

介護職として寄り添えた証拠なんだよ。

その辛さや悲しさを忘れないで欲しい。

心を痛め、振り返ることが出来るから、そのまま真っ直ぐ育ってほしい。

辛いことや悲しいことを素直に感じれることは、介護職に必要なんだ。

仕方ないんだよって言葉で平気になれない方がいい。

そのままでいい。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。